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古来より小牧山 間々観音は「国家静謐、天下泰平」の霊場として様々な霊験が残る。古い記録では、「授乳の御利益を受けて幼児も成人し、永禄の末頃(1569年頃)も母子共に健在である」という記述があり、『正事記』という書物にも「参詣の人たえず、大変栄える」とある。お乳の御利益以外の霊験の記録を見ると、交通手段であった馬の祈願所としての伝記もあり、現在に至る迄交通安全祈願の歴史も深く残っている。また、戦国武将が武門無事の恩徳感謝で間々観音の本尊に祈念した記録や、その他にも盗難除、病気平癒、家門繁栄等様々な伝記がある。明応~永世年間頃に観音像が小牧山から麓の飛車山龍音寺に遷座されて現在も境内に十一面千手観世音菩薩(伝空海作)が祀られている。この「飛車山」というのも小牧山の古い呼び名の一つであり、小牧山を意味している。
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