ごくらくじ
三重県伊賀市老川1081
1270年頃、伊賀の国老川に庄司忠治という人がおり、奈良県の東大寺で僧侶となって名を善津と改め、如来尊像を一心不乱に信仰していた。 時経って善津が老川へ帰ろうと思った頃、如来よりお告げで『我衆生済..
1270年頃、伊賀の国老川に庄司忠治という人がおり、奈良県の東大寺で僧侶となって名を善津と改め、如来尊像を一心不乱に信仰していた。 時経って善津が老川へ帰ろうと思った頃、如来よりお告げで『我衆生済度のため、後より汝の国、老川の里に行くべし』と申された。 喜んだ善津は故郷の老川にて如来の来迎を待つも、来迎のないままこの世を去る。 丁度この頃、東大寺の僧侶達の間で如来の『我を衆生済度のため、この地より伊賀の国・老川の里に送るべし』というお告げを一同に聞き、不思議に思い惜しまれながらも、如来を白木の神輿に載せて老川までお送りされた、という云われがある。
寿陽山
曹洞宗
阿弥陀三尊如来
「三重梅花百観音霊場」第74番札所
随時
無料
約15分
無し