ほうげんじ
三重県伊賀市寺脇803
当山は三重四国第四十一番、伊賀四国二十二番、準西国十三番札所で、本山は大和西大寺です。 約七百年前人皇第九十代亀山天皇の勅願により文永4年(1267年)創建されました。三国地誌には「天皇能作障の玉..
当山は三重四国第四十一番、伊賀四国二十二番、準西国十三番札所で、本山は大和西大寺です。 約七百年前人皇第九十代亀山天皇の勅願により文永4年(1267年)創建されました。三国地誌には「天皇能作障の玉をここに蔵む。故に宝厳の名あり」、「開祖は、眞慧律師にて、本尊子安地蔵菩薩は、小野篁作、御丈一寸八分不動三尊は空海作、十二天、十三仏、庚申」と記されています。 地蔵三尊尊、紺紙金泥の曼荼羅弥陀三尊、十六羅漢、皆空海の画。熊野、辨天、八幡の三祠を伽藍神とする。天正の乱までは、黒田寺、道仙寺、長尾寺、来迎寺、岩間寺の六子院あり。この寺々空海の筆跡多く、伊勢神宮へ参道の宿坊でありました。昔は七堂伽藍、寺領七百石を所有する名刹でしたが、天正9年の兵乱に遭い、残る所は奥の院、護摩堂、鐘楼があります。
(由緒記ほか より)
宇霧須山
吉祥院
真言律宗
文永4年(1267)
地蔵菩薩
真慧律師
「三重四国八十八ヶ所霊場」第41番札所 「伊賀四国八十八ヶ所霊場」第22番札所 「伊賀忍者回廊」第13番札所