かいじんじゃ
和歌山県紀の川市神領272番地
当神社は、通称「海神さん」の名で親しまれ、豊玉彦命・国津姫命を主祭神とし、垂仁天皇の御代、忌部宿祢が神のお告げによって、創建したものと伝えられている。 『延喜式』台帳をはじめとして、『三代実録』・..
当神社は、通称「海神さん」の名で親しまれ、豊玉彦命・国津姫命を主祭神とし、垂仁天皇の御代、忌部宿祢が神のお告げによって、創建したものと伝えられている。 『延喜式』台帳をはじめとして、『三代実録』・『本国神名帳』・『南紀神社録』・『紀伊の国名所図絵』・『紀伊続風土記』等々の権威ある図書に、登載されている県下でもその名の知られた神社である。 昔から朝廷の尊崇も厚く、神田も多く領有していた。 現に鎮座する神領もその名の示す通り、神社の領有地であった。 連綿として栄えて来たこの神社も、天正13(1585)年豊臣秀吉が紀州遠征の折この社の、本殿2社・供殿・拝殿・神楽殿・宝蔵等ことごとく兵火にかかり、宝物、古記録等焼失してしまった。 明治6年4月、郷社に、昭和17年9月に県社に昇格された程の格式の高い神社であったが、大東亜戦争によって、今日に至っている。 毎年10月15日は、神社の例祭で、昔は、青年達の勇壮な「駆け馬」「奉納相撲」等の行事が、一層、お祭り気分を盛りたてたものであったが、近年、駆け馬の行事はすたれ、そのかわりとして、本神興や樽神輿・可愛い稚児のお渡り、お餅投げ等が行われている。
当神社は、通称「海神さん」の名で親しまれ、豊玉彦命・国津姫命を主祭神とし、垂仁天皇の御代、忌部宿祢が神のお告げによって、創建したものと伝えられている。 『延喜式』台帳をはじめとして、『三代実録』・『本国神名帳』・『南紀神社録』・『紀...
(主祭神)豊玉彦命 国津姫命 (配祀神)穂高見命 豊玉姫命 玉依姫命 事代主命
式内社
垂仁天皇年間
本殿(木造銅瓦葺入母屋造 53,4㎡)
海神さん
10月15日(10月第3日曜日)
刀剣(簀戸国次作)
無料
有り
無し