いなりじんじゃ
山形県村山市稲下
創始年代は詳らかでないが、昔から稲荷様がこの地に稲を下したと伝えられ「稲下」の地名が起こったと言われる。稲荷神社はその頃より祭られたと推定される。 延宝三年新庄領大久保村から分村して稲下村が生まれ..
創始年代は詳らかでないが、昔から稲荷様がこの地に稲を下したと伝えられ「稲下」の地名が起こったと言われる。稲荷神社はその頃より祭られたと推定される。 延宝三年新庄領大久保村から分村して稲下村が生まれ、その後百十四年を経た天明六年四月、京都の伏見稲荷神社より稲下村に稲荷大明神御分霊の文書を受けている。昭和六十年が御分霊二百年目にあたり大祭を実施する。 現在の社殿は明治五年に建立され、明治末年に東原にある月山神社を合祀している。昭和五十四年に奉賛会が作られる。境内地は杉の古木が生い茂り神々しい神域である。神社に伝承される「稲下鹿子踊」は平成四年に村山市の無形文化財に指定される。天保十一年に豊作を祈願して奉納したのが始まりとされ、発祥以来百五十年の歴史があり現在まで十四回の青年中心の踊連が編成され、地域の慶祝行事があった場合に奉納される。
稲倉魂命 月夜見命
十一級社 旧村社
四月十九日(四月二十九日)
無料
有り
無し