ちょうめいじ
静岡県袋井市木原1
天正6(1578)年、遠江のほとんどの城が徳川家康の味方となってしまい、武田勝頼の城は高天神城だけとなってしまいました。勝頼は家康の情勢をうかがうため、笹田源吾を偵察に出しました。ところが夜の闇に紛..
天正6(1578)年、遠江のほとんどの城が徳川家康の味方となってしまい、武田勝頼の城は高天神城だけとなってしまいました。勝頼は家康の情勢をうかがうため、笹田源吾を偵察に出しました。ところが夜の闇に紛れて木原村まで来たところ、徳川方に味方する木原村の許禰神社の神主親子に討ち取られてしまいました。戦乱の時代が終わり平和な時代が訪れても、村は疫病や災害などの悪いことが続いていました。誰が言うともなく、源吾の霊が祟っているのではないかということで、彼の霊を鎮めるために長命寺の境内に供養塔を立て、その前で念仏供養(袋井市指定文化財 木原大念仏)を始めたと伝えられています。
那智山(なちさん)
曹洞宗
聖観世音菩薩
遠州一姫・福地蔵めぐり 2番札所
JR東海道本線袋井駅 から徒歩30分(2.5km) 木原バス停から徒歩5分(400m)
有り