あけのみやじんじゃ
静岡県袋井市西ケ崎2388
現在「明之宮神社」という名称であるが、これは昭和初期に新しく申請したもので、本殿内の棟札や古記録を確認すると、現在は社殿が一棟だけになってしまったが、ここには「(西ヶ崎)熊野三所権現」と「牛頭天王」..
現在「明之宮神社」という名称であるが、これは昭和初期に新しく申請したもので、本殿内の棟札や古記録を確認すると、現在は社殿が一棟だけになってしまったが、ここには「(西ヶ崎)熊野三所権現」と「牛頭天王」「明之宮稲荷」の3社が存在することが判明し、中心は熊野社であった。このうち熊野三所権現には、御神体として阿弥陀如来・薬師如来・十一面観音の三尊像が、明治初期の廃仏毀釈の難を奇跡的に逃れ、今も現存している。 中心の熊野三所権現社の同じ境内には牛頭天王社と明之宮稲荷の祠が摂社として存在していたことが、浅羽町史編纂時の資料調査によって判明したが、神社名が明之宮神社に変わったのは、本来脇役の明之宮稲荷が主役になったということらしく、拝殿内には現在も稲荷像が祀られている。
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なし