とくれんじ
三重県桑名市多度町下野代3171
古くはこの地に三輪宗の中蓮寺という寺があったとされ、壬申の乱に消失してしまいました。しばらく再建されることはありませんでしたが、弘仁11年に弘法大師が関東に下向された折、ここを訪れ虚空蔵菩薩を刻み、..
古くはこの地に三輪宗の中蓮寺という寺があったとされ、壬申の乱に消失してしまいました。しばらく再建されることはありませんでしたが、弘仁11年に弘法大師が関東に下向された折、ここを訪れ虚空蔵菩薩を刻み、五つの寺院を建て、五座の神祠を勧請しこの地の守護としたと伝えられています。 明応7年の地震で大破し、天正13年の大地震でほとんどの堂塔が潰れ、弘法大師の遺物や縁起などすべてが土中に埋もれ、本尊の行方も分からなくなってしまいました。慶長10年、桑名城主本多忠勝公によって寺の由緒についての取調べが行われた上、寺領が寄進され再興。万治2年に再建し、寺号も徳蓮寺と改められ現在に至っています。
無畏野山
真言宗
東寺派
虚空蔵菩薩
虚空蔵寺
紺紙金銀泥阿惟越致遮経(県指定文化財) 徳蓮寺の小絵馬(県指定文化財)