享徳元年(1452年)、円宗によって天台宗の寺院として創建された。円宗は34年後に没するまで住職を務めた。
弘治元年(1554年)、5世・教善によって浄土真宗へ改められた。
慶長7年(1602年)、徳川家康によって浄土真宗が東西へと分かれると、現在大谷派と呼ばれる教団に属した。しかし11世に尾張出身で俗姓を本田とする浄頓が就くと、現在の本願寺派にあたる教団に転派した。寛文12年(1672年)には転派したためか親鸞聖人御影などの宝物を多く下賜された。
明治初期には17世・本田実言が寺子屋を開設した。
現本堂は天井裏にあった火除の木槌によると明和5年(1768年)に建立されたものということで、14世・釈玄堂の代に作られたとわかる。
現住職の本田実浄は22世。