宝暦10年の上真桑村記録に「文明7年(1475年)祐渓開基」とあるので、文明7年に祐渓という僧が創建した(浄土真宗での開基とは開山のこと)とわかる。
また『真桑村誌』によれば、かつては揖斐郡鶯村大字公郷(現・大野町公郷)にあったが現在地に移転したという口伝を載せている。
天正4年(1576年)から続いた石山合戦では、僧が金原円勝寺はじめその他7ヶ寺とともに参戦した。この功によって8ヶ寺共有で蓮如上人の手による御寿像を下賜された。この絵は8ヶ寺が輪番で所蔵し、年に1度報恩法会が行われる。
現本堂は昭和27年(1952年)、現庫裏は昭和43年(1968年)に再建されたもの。
現住職は20世・阿部立教。