がんりゅうじ
滋賀県甲賀市水口町松尾1290
天平6年(734)の創立で、堂内に薬師如来を安置した。当時甲賀七薬師の一と称し、いずれも伝教大師の彫刻であると伝う。長歴三年(1038)兵火にかかり全焼したが、木像はその災を免れたので、これを字名坂..
天平6年(734)の創立で、堂内に薬師如来を安置した。当時甲賀七薬師の一と称し、いずれも伝教大師の彫刻であると伝う。長歴三年(1038)兵火にかかり全焼したが、木像はその災を免れたので、これを字名坂の青蓮寺(現在の大池寺)に安置したという。元享元年(1321)の頃、同寺の無歳智応和尚一宇を旧寺域に建てて願隆寺と称し、青蓮寺に仮置した薬師を元に安置す。爾来臨済派に属し青蓮寺の兼攝となっていたが、天正3年(1575)また兵火により本尊を失い他の数体は残存した。その後し18年間無住であったが、大岡寺の僧寛盛(膳所藩士河村五右ェ門の子俗名善兵衛)が小堂を再建した。寛永5年(1628)またまた火災に会い一部補修して斬く之を維持し、明歴3年(1657)12月8日僧盛賢が今の地に移転をし、寺号も願隆寺と改め天台宗に復した。
松尾山
松林院
天台宗
天平6年(734)
薬師如来
無歳智応和尚
明歴3年(1657)
盛賢
びわ湖百八霊場 第八十一番札所
重要文化財 ・阿弥陀如来坐像 ・日光菩薩 ・月光菩薩
無料
20分
有り
無し