ぜんおうじ
栃木県栃木市吹上町258-1
開基は日光開山の祖・勝道上人と伝わるが、火災による焼失で寺の歴史いっさいが不明。 風雪に耐えた観音堂は江戸初期の建立。本尊は12年に一度、午の年に開帳される。
かくとだに えやは伊吹の ..
かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
など、平安の昔から歌に詠まれてきた伊吹山とは、ヨモギの産地として知られた善応寺周辺を指し(「美濃と近江との境なる山にあらず下野国なり」能因法師「坤元儀」)、この「さしも草」とは、ここに自生する七つ葉のヨモギで製したもぐさのことで、特に伊吹山の「さしもぐさ」は薬効に優れていたという。今はわずかに自生していたものを増やし、参道脇の斜面で栽培されているのを見ることができる。 善応寺は現在、無住の寺となっている。
善応寺の開基は日光開山の祖・勝道上人と伝わりますが、火災による焼失で寺の歴史の一切が不明です。風雪に耐えた観音堂は江戸初期の建立。本尊は12年に一度、午の年に開帳されるそうです。下野三十三観音第二十三番札所。
伊吹山
新義真言宗
大同年間(806~810年)
聖観世音菩薩
勝道上人
新義真言宗 伊吹山 善応寺
下野三十三観音 第23番札所 納経所 渡辺電気設計にて
JR両毛線、東武日光線「栃木」駅から栃木市営ふれあいバス寺尾線(日に9本)にて「吹上新道」下車、徒歩約15分。 ▼自家用車の場合は駐車スペースがないので、邪魔にならないよう路肩へ駐車する。22番札所玉塔院から徒歩約30分。
なし