はせべじんじゃ
石川県鳳珠郡穴水町川島ウ29
能登国大屋荘の地頭で、「平家物語」でも著名な鎌倉武士の長谷部信連(はせべのぶつら)公を祀る。信連公が建保(けんぽ)6年(1218)の逝去に先立ち自作の肖像を刻んで大町来迎寺の御影堂(みえいどう)に安..
能登国大屋荘の地頭で、「平家物語」でも著名な鎌倉武士の長谷部信連(はせべのぶつら)公を祀る。信連公が建保(けんぽ)6年(1218)の逝去に先立ち自作の肖像を刻んで大町来迎寺の御影堂(みえいどう)に安置したのが、当社の起こりという。江戸時代には武健(ぶけん)大明神と称し、昭和10年由縁深い穴水城の麓の現在地に移転した。寛永21年(1644)建立の本殿は神社建築に特異な禅宗様で、殿内の宮殿は漆塗に極彩色を施した唐破風の精緻なものである。7月の例大祭(長谷部まつり)は、多彩な行事で賑わう。
長谷部信連
有り