こんぞうじ
石川県輪島市町野町金蔵エ32
金蔵寺は石川県輪島市町野町金蔵に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。金蔵寺金蔵寺の創建は白雉年間(650~654年)、奈良時代の高僧として知られた行基菩薩が全国巡錫でこの地を訪れた際、自ら千手観..
金蔵寺は石川県輪島市町野町金蔵に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。金蔵寺金蔵寺の創建は白雉年間(650~654年)、奈良時代の高僧として知られた行基菩薩が全国巡錫でこの地を訪れた際、自ら千手観音像を彫刻し、像を安置する為、一庵を結んだのが始まりと伝えられています。中世は寺運が隆盛し境内には七堂伽藍が建ち並び近郷一の大寺院として発展しましたが、大永7年(1527)兵火により多くの堂宇、記録、寺宝が焼失しています。
現在の金蔵寺本堂(切妻、桟瓦葺、平入)は寛保3年(1743)に再建されたもので、境内には寛文11年(1671)に建立された不動堂(重層入母屋造、桟瓦葺、妻入、正面4間、奥行3間、正面1間唐破風向拝付)や、宝暦年間(1751~1764年)に建立された鐘楼門(入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚2重楼門、上層部花頭窓、高欄付)の古建築が並んでいます。
金蔵寺には寺宝が多く木造不動明王坐像、木造不動明王立像、絹本著色仏涅槃像、絹本著色十三仏画像、絹本著色不動明王立像、絹本著色空海座像、金蔵寺古木群が輪島市指定文化財に指定されています。
白雉山
高野山真言宗
十一面観世音菩薩
北陸三十六不動霊場 第五番札所
有り