すわじんじゃ
兵庫県姫路市山田町多田920
当社は全長40mある前方後円墳・多田古墳の横穴式石室を神殿とした珍しいもので「諏訪の岩穴」として県指定重要有形文化財(史跡)になっている。この森の西北300m付近が多田廃寺跡で、今は圃場に整備され痕..
当社は全長40mある前方後円墳・多田古墳の横穴式石室を神殿とした珍しいもので「諏訪の岩穴」として県指定重要有形文化財(史跡)になっている。この森の西北300m付近が多田廃寺跡で、今は圃場に整備され痕跡も残っていないが、塔心礎2個は諏訪神社境内に、青銅製宝珠は東京国立博物館に、石造相輪(県下で2か所)の一部が東多田専光寺に保存されている。
祭神建御名方神で、元来は諏訪湖の水の神として農民から信仰され、中世には日本一の武神とされたこともある。今日では健康の神、水利の神として信仰される。
変遷を辿ると、西多田新田地区の諏訪信仰の人々によって祀られていた神を、前方後円墳の横穴式石室を神殿として祀ったものとされている。多田古墳は6世紀前半のものと推定されるが、出土遺物は不明である。県史跡指定地墳丘で、後円部は直径21m、高さ約5mある。横穴式石室は全長9.3m。片袖式石室は、諏訪神社の本殿玄室で、長さ308m、幅2.1m、高さ3m。南東に開口があり、開口前面に諏訪の拝殿が作られている。
建御名方神 タケミナカタノカミ
10月16日
◆姫路駅より神姫バス「西山田バス停」下車北西へ600m ◆姫路駅より神姫バス「多田バス停」下車南西へ600m