ちょうせんじ
愛知県蒲郡市五井町岡海道76
行基が掘って、五井の地名の起こりとなったとされる井戸がある。1192年、鎌倉幕府の重臣で三河の国の初代守護となった安達藤九郎盛長により、1200年、三河七御堂の一つとして整備された。この時、運慶作の..
行基が掘って、五井の地名の起こりとなったとされる井戸がある。1192年、鎌倉幕府の重臣で三河の国の初代守護となった安達藤九郎盛長により、1200年、三河七御堂の一つとして整備された。この時、運慶作の不動明王、毘沙門天が安置され、天台宗の中本山として、名実ともに三河の名刹となった。応仁年間、戦乱により建造物は全焼、荒廃した。約30年後、五井城主松平太郎左衛門は、田原の長興寺から慧禎禅師を迎え、曹洞宗の寺院として再興した。建造物は幕末に焼失し、再興されている。市の文化財である安達藤九郎の五輪塔、五井松平家五代の墓があり、由緒が偲ばれる。
龍田山
曹洞宗
文明十七年(1485年)
薬師如来
慧禎禅師 西暦1487年より曹洞宗
安養院殿方運蓮西大居士(安達藤九郎盛長)
安達藤九郎盛長の五輪塔(昭和32年1月10日蒲郡市指定文化財 )