そうこうじ
神奈川県横浜市神奈川区幸ヶ谷10-6
市内観世音三十三所の第十五番。小机三十三霊場の八番。 創建の年代は不明だが、宝徳二年(一四五〇)九月二一日附の鎌倉八幡宮関係文書に寺名が記されているので、その起立は古い。はじめ真言宗であったが、本..
市内観世音三十三所の第十五番。小机三十三霊場の八番。 創建の年代は不明だが、宝徳二年(一四五〇)九月二一日附の鎌倉八幡宮関係文書に寺名が記されているので、その起立は古い。はじめ真言宗であったが、本覺寺第五世朝鑑秀賀が寛文年間(一六六一~一六七二)当寺に入り曹洞宗に改宗したといわれる。 真言宗の時代、永享一二年(一四四〇)頃から八丈島の宗福寺の招請によって五代にわたって、宗福寺に住職として渡海していたという。 寺伝に随翁氷順(慶長一七年八月二一日寂)が開基になっているが、『新編武蔵風土記稿』では永順は中興の開基であろうと説いていて、宗興寺は宿内の荒宿から浜宿と移転し慶長年中に現在地に移転したという。 元和年中、二代将軍徳川秀忠から御殿の贈与を受けて本堂を建立したが何時の時代か火災にあって、全てを焼失してしまったという。 嘉永二年に再度火災にあい、安政二年に再建した。 開港の頃、名医セメンズが寄寓し、ヘボン博士が当寺に治療所を聞いたこともあった。 神祭川台場の築造にあたって裏山を崩して埋土に利用したため山上にあった観音堂を境内に移した。大正十二年九月一日の大震災に一山焦土となったが直後仮堂を建築した。(「神奈川区史」より)
開塔山
日輪院
曹洞宗
不詳
聖觀世音菩薩(縦56㎝ 横36cm)
開塔山 日輪院 宗興寺
旧小机領三十三所子年観音霊場 第8番札所 横浜三十三観世音霊場 第15番札所
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無料
無し