ちょうけいじ
三重県名張市蔵持町里2565
寺記によれば、享保年間(1716年~36年)蔵持村の土豪四家の一つであった田中修理大夫永吉の孫永康が谷合屋を開発して上嶋氏を称し、一寺建立を発願し、寺地を現在地に定め、五十坪程の堂宇を落成したとある..
寺記によれば、享保年間(1716年~36年)蔵持村の土豪四家の一つであった田中修理大夫永吉の孫永康が谷合屋を開発して上嶋氏を称し、一寺建立を発願し、寺地を現在地に定め、五十坪程の堂宇を落成したとある。 これが起源で堂宇は現在の庫裡である。 定吉が開山年に没したので、五男の静峯が初代住職となり開祖となっている。 寺号は南町・徳地家の屋敷内にあった「長慶庵」が廃絶になったので譲り受け、長慶寺と号し、同庵にあった「三寸の黄金の弥陀像」を請けて安置したが現在はないようである。 天保9年(1838年)六世覚恵の代に尼僧の灌頂を行なったと伝えている。 当山所蔵の仏像・寺宝は、本尊の阿弥陀如来をはじめ、如意輪観音、十一面観音、不動明王に開祖静峯像、三世定恵の稿「由緒書」十仏掛軸などがある。 鐘楼門・梵鐘は昭和47年に落慶された。 本尊阿弥陀如来坐像を納める厨子は、徳川前期の作といわれ、前扉二面には勢至観音と十二天、後扉には千仏面が描かれ、台座は獅子座三重、光背には宝塔と二菩薩の種子が嵌め込まれている。貴重な絵画、工芸美術品として逸品である。
恵日山
光明院
高野山真言宗
享保年間(1716年~36年)
阿弥陀如来
静峯真明大和尚
「三重四国八十八ヶ所霊場」第55番札所 「伊賀四国八十八ヶ所霊場」第57番札所
1月1日、2日、3日 修正会 2月3日 節分星まつり 3月18日~7日間 春の彼岸法要 6月15日 青葉まつり 8月7日 施餓鬼法要 9月18日~5日間 秋の彼岸法要 12月31日 除夜法要