おくさわじんじゃ
埼玉県秩父郡東秩父村奥沢568
鎮座地奥沢は大部分を山林が占め、村の中央を通る熊谷から小川を経て秩父を結ぶ道路に沿って集落が散在する山村地域であり、『新編武蔵風土記稿』に「地名の起こり山沢多きが中にも、沢の奥と云義なるべし」と紹介..
鎮座地奥沢は大部分を山林が占め、村の中央を通る熊谷から小川を経て秩父を結ぶ道路に沿って集落が散在する山村地域であり、『新編武蔵風土記稿』に「地名の起こり山沢多きが中にも、沢の奥と云義なるべし」と紹介されている。同じく『新編武蔵風土記稿』は当地の神社を挙げて「熊野社除地一段一畝、村中の鎮守、例祭九月十九日、社は巽向、神体は白幣、別当大行院東林山と号す、本山修験(中略) 妙見社 村持、椎の大木あり、囲一丈八尺許、天王社 村持」と載せている。 社記に当社は「天正6年(1578)九月紀伊国熊野三社権現を勧請して字腰村中山に奉祀し熊野社とよび鎮守とする。明治7年(1874)村社となり社号を熊野神社と改める。同42年(1909)2月に現在地に移転して、字半場東山の八坂神社を合祀、大字名を冠し奥沢神社と改称」とあり、社記を裏付ける「奉修熊野三社大権現天正6年(1578)9月19日 別当東林山大行院」銘の棟札(52㎝)が内陣に納められている。 現社地は、『新編武蔵風土記稿』にある「妙見社」の社地で、現在境内東に隣接する妙見神社は天之御中主神を祀っている。 尚、合祀した八坂神社には「奉造立牛頭天王御氏子繁昌息災祈所・妙栄山浄蓮寺」と記す元禄10年(1697)の棟札(74㎝)が現存する。
伊弉冉尊 速玉之男神 事解之男神 素戔嗚尊(合祀神)
元旦祭(1月3日) 祈年祭(2月11日) 春祭(4月第2日曜日) 夏祭(7月下旬の日曜日) 例大祭(10月17日)
無し。