こんたいじ
奈良県奈良市十輪院町6
創建時期は不明となっているが、玄奘三蔵に直接師事したことで知られる元興寺(飛鳥寺)の道昭法師が唐から帰ってきた際に開基した寺院であるとする伝承がある。事実であるとすれば奈良時代以前からあったお寺であ..
創建時期は不明となっているが、玄奘三蔵に直接師事したことで知られる元興寺(飛鳥寺)の道昭法師が唐から帰ってきた際に開基した寺院であるとする伝承がある。事実であるとすれば奈良時代以前からあったお寺であるということになる。 記録に残る歴史としては、安土桃山時代の天正10年(1579年)、良誉清範上人により法相宗から浄土宗への改宗が行われた時期が中興とされており、現在残されている浄土宗寺院の典型的な建築様式を示す立派な「本堂」はその後江戸時代初頭の寛永14年(1637年)の建立とされている。 本堂は周囲に広縁を設け、内部は手前が外陣・奥中央が内陣、両脇前方が脇陣・奥は位牌の間となっている。 仏像としては、本尊阿弥陀如来立像・善導大師及び法然上人祖師像・良誉上人坐像・釈迦如来立像・十大弟子像・地蔵菩薩半跏像などが安置されているほか、毎年2月下旬には特別に動物たちのユニークな図像で知られる「釈迦八相涅槃図」が公開され、この際に特別御朱印などを授与して頂くことも出来る。
道昭山
南光院
浄土宗
阿弥陀如来立像
道昭法師
天正10年(1579年)
良誉清範上人
本堂:奈良県指定文化財
釈迦八相涅槃図特別公開(毎年2月頃)
有り