かいぜんじ
埼玉県本庄市中央2-8-26
開善寺は、山号を畳秀山と称し、天正十九年(一五九一)本庄城主小笠原信嶺が開基し、球山宗温和尚の開山で、本尊は聖観世音菩薩である。 和尚は、城主信嶺の夫人久旺院尼の兄にあたる人で、武田信玄の弟武..
開善寺は、山号を畳秀山と称し、天正十九年(一五九一)本庄城主小笠原信嶺が開基し、球山宗温和尚の開山で、本尊は聖観世音菩薩である。 和尚は、城主信嶺の夫人久旺院尼の兄にあたる人で、武田信玄の弟武田逍遥軒の子で、仏門に入り甲斐国永岳寺にあったが、信嶺に招かれ当寺を開山した。 その後、三世桃嶽祖源の代慶安二年(一六四九)徳川家光より朱印地十五石が下されている。 当寺に伝わる開善寺境内地図は、その当時の境内古地図である。西は旧伊勢崎通りから、東南は愛宕神社まで含まれており、その面積は、現在の五倍ほどであった。 なお、当寺には、本庄市指定の文化財である小笠原信嶺夫妻の墓、朱印状を納めた御朱印箱、開善寺境内地図、武田信玄公画像などがある。 昭和六十一年三月 (境内・本庄市案内板より)
本庄城城主であった小笠原信嶺が菩提寺として建立した。 信嶺夫妻とその婿養子の信之の墓は市の有形文化財ともなっている。 また、明治期には境内に本庄初の小学校が設立された。
畳秀山
臨済宗
妙心寺派
1591年(天正19年)
聖観世音菩薩
球山宗温
小笠原信嶺
畳秀山開善寺
武州本庄七福神(布袋尊)
絹本着色清拙正澄画像(県有形文化財) 紙本着色武田信玄公画像(市指定文化財) 開善寺境内絵図(市指定文化財) 小笠原信嶺夫妻の墓(市指定文化財) 小笠原信之の墓(市指定文化財)
JR高崎線本庄駅から徒歩で約12分。
無料
有り。