ほうせんじ
三重県名張市安部田2200
名張市史によれば、文化12年(1815年)2月の火災で本堂、庫裡など全焼し古記録類等残存せず縁起の詳細は不明であるが、中興第一世祐真をまつる五輪塔が現存し「弘治元年(155年)9月18日、歳82」の..
名張市史によれば、文化12年(1815年)2月の火災で本堂、庫裡など全焼し古記録類等残存せず縁起の詳細は不明であるが、中興第一世祐真をまつる五輪塔が現存し「弘治元年(155年)9月18日、歳82」の銘があるところから、室町末期(1450~1570年)に再建中興されたことは確かであると記されている。 本山長谷寺の直末寺で談林(寺院の学問所)の資格を有し、10ヵ寺以上の末寺があったという。 本尊の千手観音は往古坂ノ下の千福寺より移されたといわれ、千福寺は建保2年(1214年)「東大寺領庄々田数注文」に寺畠一段と出ている。 前述の火災で「焼失」と「難を免れた」の2説あるようだが、古来より本尊に千手観音を奉じていたことには変りはない。現在の本堂は明治36年(190年)に造営されたもので、本尊千手観音に脇侍として持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王を安置。 境内の不動堂は、末寺の中泉寺が明治初年廃寺の際、移されたもので不動明王を祀る。 鐘楼堂の梵鐘は昭和23年に新造され奉納されているが、以前のものは享保年間(1716~36年)「奉納五位田村杉田六兵衛」の銘があったという。
八幡山
弥勒院
真言宗
豊山派
千手観世音菩薩
室町末期(1450~1570年)
大法印祐真
「三重四国八十八ヶ所霊場」第50番札所 「伊賀四国八十八ヶ所霊場」第52番札所 「伊賀準西国三十三ヶ所観音霊場」第3番札所
護念寺涅槃図:名張市指定文化財(絵画)
1月下旬 節分星供、特別祈祷 2月下旬 大般若会、柴灯護摩祈祷 6月中旬 青葉まつり、釈尊両祖大師 降誕会 8月9日 施餓鬼供養 8月18日 地蔵盆、盆踊り、水子供養 12月31日 除夜の鐘
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