ふかくさのみささぎ
京都府京都市伏見区深草東伊達町
仁明天皇:794年に平安京遷都をした桓武天皇(第50代)から数えて5代目で、天長10年(833年)2月28日、淳和天皇の譲位を受けて即位した第54代天皇。 父は淳和天皇の兄である嵯峨天皇(第52代..
仁明天皇:794年に平安京遷都をした桓武天皇(第50代)から数えて5代目で、天長10年(833年)2月28日、淳和天皇の譲位を受けて即位した第54代天皇。 父は淳和天皇の兄である嵯峨天皇(第52代)。 淳和天皇の皇后は仁明天皇の妹の正子内親王であるが、天皇と生年月日が同じであることから、双子であったと推察されます。 仁明天皇の皇后は藤原良房の妹である順子(のぶこ)で、第一皇子道康親王を産む。 天皇は淳和上皇の皇子恒貞親王を皇太子に立てたが、藤原良房は妹の皇子を次帝に即位させようと画策。危険を察知した淳和上皇側の人々は皇太子を東国へ亡命させようと企てるが露呈。藤原良房は淳和上皇側を次々と拘束・逮捕して皇太子を廃し、道康親王を立太子させる。 この一連の出来事は「承和の変」といわれている。 良房はこの事件を機にその権力を確立し昇進を重ね、遂に皇族外で最初の摂政・太政大臣までのぼり、藤原氏繁栄の基礎を築いた。 嘉祥3年(850年)3月19日に病により、道康親王(文徳天皇)に譲位。太上天皇位に就くことなく、2日後の3月21日に41歳で崩御される。 天皇は幼少時から病弱であったとされ、即位後もしばしば薬の調薬をして医師並みの知識を有していたとされる。
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