ふくてんじ
三重県名張市夏見1163
名賀郡史によると、「当山は聖武天皇の勅願所で、東照院と号し、男山にあったが、天正の兵火で焼失し、現在地に移った」とある。東照院は、和銅年間(708~715年)に行基菩薩により建立され、4ヶ寺を末寺に..
名賀郡史によると、「当山は聖武天皇の勅願所で、東照院と号し、男山にあったが、天正の兵火で焼失し、現在地に移った」とある。東照院は、和銅年間(708~715年)に行基菩薩により建立され、4ヶ寺を末寺に持つ大寺であり、聖武天皇が信楽保良宮に行幸された時、旅宿に定められたという由緒ある寺院で、弘法大師も訪れている。現在の場所も昔は大内上荘村といわれ、荘園の一角であった。 また、健保六年(1218年)の東大寺文書に、「僧善巧が東大寺に作田二段を寄進。その内一段が福田院田である」と記され、この福田院が福典寺であると考えられている。 天正の兵火にて戦火の罹災を受けたが、その後、忠遍阿闍梨の中興により寺運興隆。長谷寺と関係を深め発展した。 その後、元文四年(1739年)に本堂改築。安政五年(1858年)に庫裏建築。明治の神仏分離の際に、春日大社奥宮である積田神社の別当寺大五龍寺が廃絶され、当寺へ併合。十一面観世音菩薩や不動明王を御祀りしている。
瑠璃山
寿命院
真言律宗
聖武帝御宇(724~49)
薬師如来
中興忠遍大僧都
「三重四国八十八ヶ所霊場」第46番札所 「伊賀四国八十八ヶ所霊場」第47番札所
1月1日 初祈祷 8月6日 施餓鬼供養 9月彼岸 秘仏本尊御開帳 12月31日 除夜の鐘 毎月17日 月例観音講
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