せんちゃくじ
福岡県福岡市博多区中呉服町9‐21
本願山 起行院 選擇寺 浄土宗選擇寺は戦国時代に開かれました。江戸時代初期には住吉妙円寺の末寺になりました。この寺のご本尊として祀られているのが「木造阿弥陀如来立像」です。 この仏像は、高さ..
本願山 起行院 選擇寺 浄土宗選擇寺は戦国時代に開かれました。江戸時代初期には住吉妙円寺の末寺になりました。この寺のご本尊として祀られているのが「木造阿弥陀如来立像」です。 この仏像は、高さ119.4cm、檜材を用いた寄木造で、肉身部は漆箔を施し、頭髪と法衣は彩色を行っています。
広めの瞼に前方下方を見つめる彫眼の伏目、円満な顔立ちと頬のふくよかなふくらみ、 浅い彫りで流れるような美しい衣線文、腰部から垂下した衣文で量感のある 上腿を表すなど、優美な象容とすぐれた彫技を示しています。
平安時代後期の 作風と彫技を備え、京都や奈良の中央仏師により造られたものと考えられます。 この仏像は、本市に数少ない平安時代の仏像彫刻の優品として貴重な文化財です。 「選擇」の由来は阿弥陀仏四十八願の十八願「悪を取り去り善を選り分ける」によるという。昔は、「一に選擇、二に大圓寺」などと言われるほど裕福な寺であったが、いつしかその面影もなくなつています。(案内文を中心にまとめました)
最寄りのバス停 蓮池
ありません