けいりんじ
奈良県天理市九条町565
平安時代、東大寺の真言院は弘法大師の真言密教弘布の據点となり、当時、大和の寺院のほとんどが密教化されたといわれるが、特に京都と高野山への往還の経路となったこの天理市附近には、弘法大師順錫(じゅんしゃ..
平安時代、東大寺の真言院は弘法大師の真言密教弘布の據点となり、当時、大和の寺院のほとんどが密教化されたといわれるが、特に京都と高野山への往還の経路となったこの天理市附近には、弘法大師順錫(じゅんしゃく)の跡を伝える寺が極めて多い。桂林寺もその一つと言われており、大師が道中の安全と当地の五穀豊穣を祈念せんがために開創したのではと伝えられているが、当時の様子を物語る資料は一切残されていない。 弘法大師がこの附近の道中安全と農民の為の五穀豊穣と七難即滅、七福即生を祈るため霊泉を掘り当てられ、これを閼伽水(仏様に供養する水)として密檀を飾り秘法を厳修されたところ、雲霧の中に五色の光を放った青面金剛が現われる。その姿を留めてお祀りしたのが桂林寺の本尊の庚申様である。
法雲山
高野山真言宗
青面金剛尊
ぼけよけ二十四地蔵尊霊場 第十五番札所
無料
川向こうに5~6台