りんせんじ
和歌山県和歌山市畑屋敷西ノ丁40
慶長年間には和歌山城本町門のかたわらに、その後鈴丸の地へ移り、明治末期頃には「岡林泉寺町」(現在の大新小学校と大新プールの間あたり)に所在したが、昭和の空襲の際に全焼してしまう。その際寺伝の文書、資..
慶長年間には和歌山城本町門のかたわらに、その後鈴丸の地へ移り、明治末期頃には「岡林泉寺町」(現在の大新小学校と大新プールの間あたり)に所在したが、昭和の空襲の際に全焼してしまう。その際寺伝の文書、資料、収蔵品一切が焼失した。わずかに、空襲時に修理のため県外地に出されていた明治以降の過去帳のみが難を逃れたという。戦後になって、都市整備事業のため現在地に移転。寺域も往時の3分の1に減少してしまった。 現在本堂には、御本尊である聖観世音菩薩、脇仏には毘沙門天と吉祥天が安置されている。また、山門内右手には水子地蔵が奉置されている。本堂も比較的新しく境内も整備されているため、落ち着いた雰囲気だけでなくすがすがしさを感じさせてくれる寺である。
第19番林泉寺は、天正元年頃(1573)一傳岱純(たいじゅん)大和尚により、岡領町という土地に開基されたと伝えられる。
瑞龍山
曹洞宗
天正元年(1573)
聖観世音菩薩
一傳岱純大和尚
和歌山西国三十三ヵ所 第十九番