文化5年宗谷場所の請負人藤野喜兵衛が松前福山から海産繁殖捕魚円満祈願のため祭神市杵島姫命を奉遷、現在の町役場庁舎裏手斜面に祠を建て弁天社と崇めたのが創祀といわれる。明治9年村社に列せられ同19年春日造りの社殿を建立したが、同22年大豪雨による土砂崩れで埋没し、同年田中伊三郎・渡辺茂兵衛所有地の寄付をうけ明治28年現位置に社殿を建立奉遷、同39年神饌幣帛供進神社に指定された。昭和21年宗教法人となり、現在に至る。例祭日は7月15日とし宵宮祭は14日、16日後日祭を執行し15日16日2日間に渡り神輿渡御を行っていたが現在は15日のみ神輿渡御を行っている。