こうのじ
大阪府岸和田市神於町185
神於山は古来神体山として崇敬され、山内からは弥生時代の流水文銅鐸が出土しています。 かつて当寺に伝わった神於寺縁起絵巻(南北朝期)は中世の縁起絵巻の優品として有名ですが、絵画部分が寸断されて米国..
神於山は古来神体山として崇敬され、山内からは弥生時代の流水文銅鐸が出土しています。 かつて当寺に伝わった神於寺縁起絵巻(南北朝期)は中世の縁起絵巻の優品として有名ですが、絵画部分が寸断されて米国や国内のコレクター、美術館などに分散して保管されています。 縁起によれば役行者の開創で新羅から飛来した宝勝権現を山内に祀り、一旦荒廃したのちに百済僧光忍が奈良期に中興したそうです。 また、修験道との関わりが強く、葛城修験の一霊場として発展しました。中世にはしばしば戦場ともなり、織田信長が紀州攻めの際に付近に逗留したこともありました。
天台宗
天武天皇12年(683年)
弥勒菩薩
役行者
光忍
JR阪和線東岸和田駅下車、白原車庫行きで「神於」下車、徒歩5分