りげんじ
静岡県静岡市清水区興津中町193.
開山は身延26世知見院日暹。日像の説法弘通の霊地を追慕して慶長年間に草創された。安政の地震で厄を被り、20世日修が堂宇の建立を果たした。昭和10(1935)年にそれまでの堂宇に代わり、本堂・位牌堂が..
開山は身延26世知見院日暹。日像の説法弘通の霊地を追慕して慶長年間に草創された。安政の地震で厄を被り、20世日修が堂宇の建立を果たした。昭和10(1935)年にそれまでの堂宇に代わり、本堂・位牌堂が、戦後に七面堂・庫裡等が新築され、山門も修復された。 さらに同60年には現本堂はじめ境内地の改修が行われた。 寺の裏を沢端川が流れ、その向こうに七面山という山がある。沢端川を身延七面山の春木川になぞらえ、身延の地形に合わせて寺が建立された。江戸時代の初め頃のことで、当地に疫病が流行し、多数の死者が出たので、村の代表者が身延の七面山を信仰して厄を逃れたという縁故からのことである。今でも七面山信仰が厚い由縁である。脱師法縁。
祥瑞山
日蓮宗
JR東海道本線興津駅より西へ徒歩3分