しらねじんじゃ
神奈川県横浜市旭区白根3-31
白根神社は、源義家が弘法大師の作と伝えられている御本尊不動明王像を兜の中に納めて前九年の役に出陣し、大勝を得たため、康平6年(1063)鎌倉権五郎景政に命じて伽藍を建立したのが創祀となっています。..
白根神社は、源義家が弘法大師の作と伝えられている御本尊不動明王像を兜の中に納めて前九年の役に出陣し、大勝を得たため、康平6年(1063)鎌倉権五郎景政に命じて伽藍を建立したのが創祀となっています。治承4年(1180)、源頼朝の鎌倉入りの途次、義家の故事を想起し、境内の池で身を浄め勝利の祈誓をしました。その池は鬢手洗池として現存します。その後、新田義貞の兵火(1333)により焼失しましたが、江戸時代(1694)に再建されました。江戸時代には、白根不動・白瀧山成願寺と号して世に知られていましたが、明治維新の神仏分離によって、社号を白根神社と改め、大正10年12月には村社に列せられました。現社殿は大正8年4月に造営されたものです。境内を流れる中堀川には「白糸の滝」があり、幅7メートル、高さ3.5メートルの横浜市内最大の滝となっています。この滝の近くには都筑の地から防人として九州沿岸警備に派遣された服部於由とその妻(服部呰女)の贈答歌を記した万葉集・巻20「防人の歌」の歌碑があります。
旭鎮守八幡神社の兼務社
日本武尊
村社
康平6年(1063年)