こびきいなりじんじゃ
東京都八王子市小比企町1201
稲荷神社は、建久元年(一一九〇)に当地に鎮座されたと伝えられ、古文書によれば、承応二年(一六五二)本殿再建、貞享三年(一六八六)に拝殿再建とある。寛政八年(一七九六)には、神祇伯京都吉田家に願い出、..
稲荷神社は、建久元年(一一九〇)に当地に鎮座されたと伝えられ、古文書によれば、承応二年(一六五二)本殿再建、貞享三年(一六八六)に拝殿再建とある。寛政八年(一七九六)には、神祇伯京都吉田家に願い出、神名帳に記載し神祇道管領式位社の称号を賜る。其の記念碑が今も鳥居の右側に残っている。今日見る社殿や彫刻は、文政十一年(一八二八)頃より計画され、弘化四年(一八四七)に完成したとある。此の間天保の大飢饉があり一時中止のやむなきに到り、名主、村民、棟梁の苦痛は、はかり知れぬものがあったと記してある。此の宮の建築に当たった棟梁は、飛騨内匠と称し、其の後日光東照宮の工事に当たったと伝えられる。其して今残る古文書の中に神社完成祝に行った御神楽、余興として行った相撲大会の記録がある、其して延々明治初期までしばしば相撲大会が行われ、神楽殿の西側の広場は、相撲場と云う名が今も残っている。時は流れて現在では、万物生産、商売繁盛の神として庶民の間に崇拝されている。(境内掲示より)
宇迦御魂命
9月3日
バス停 由井第三小前 より徒歩
無料
約10分
無し