しょうふくじ
栃木県宇都宮市仲町2-17
永享10年(1438)、宇都宮等綱の開基。清原高盛の祈願所として創建された。以来、醍醐光台院末の中本寺として末寺十七ヵ寺を有していた。 古文書によると、江戸時代、城主転封の際は当寺の客殿において城..
永享10年(1438)、宇都宮等綱の開基。清原高盛の祈願所として創建された。以来、醍醐光台院末の中本寺として末寺十七ヵ寺を有していた。 古文書によると、江戸時代、城主転封の際は当寺の客殿において城郭領地の引き渡し、大明神の造営等事務引継ぎが行われたという。文化11年の火災、戊辰の戦火、第二次世界大戦の空襲等により何度も堂宇を焼失し、現在の本堂は昭和49年に再建されたものである。 境内には宇都宮の鋳物師・戸室元蕃作の市指定文化財の宝篋印塔、勤皇の志士、菊池教中の墓がある。 参道の与謝蕪村の句碑は平成19年に蕪村顕彰会により建立されたものであるが、蕪村は28歳の時、芭蕉の足跡を尋ね奥州の旅に出た際、寺町の佐藤露鳩宅に寄寓していた。 その折に「宇都宮歳旦帳」を編集、これまでは宰鳥と名乗っていたがここで初めて蕪村を号し、世に出て行ったと言われている。蕪村号誕生の地でもある。
真言宗智山派の寺として永享10(1438)年に創建。関東88カ所霊場第24番札所。栃木県および宇都宮市指定文化財などを多数所蔵しており、特別展示としてご覧いただける機会を設けています。
宮應山
真言宗
智山派
永享10年(1438)
大日如来
宇都宮等綱
関東八十八ヵ所霊場 第24番霊場
JR宇都宮駅西口から徒歩約11分 東武宇都宮線東武宇都宮駅から徒歩約13分
有り