しんめいじんじゃ
岐阜県土岐市土岐津町土岐口1373
この神社は天照大神をお祀りしてあります。いつ頃にお祀りしたのかは不詳ですが、天正十一年癸未年三月に再建の記録があります。 古くからの云い伝えによりますと、昔、日本武尊が蝦夷を征伐して碓日坂から信濃..
この神社は天照大神をお祀りしてあります。いつ頃にお祀りしたのかは不詳ですが、天正十一年癸未年三月に再建の記録があります。 古くからの云い伝えによりますと、昔、日本武尊が蝦夷を征伐して碓日坂から信濃神坂を経て尾張の宮へお帰りの途中に腹が痛くなって麓の日暮の宮(熊野神社)でお寝みになりました。夢の中で「老杉や老桧の森がある山の中の磐境にこもり湧泉の水を吞むと良い」と神お告げがありました。侍者にさがして来るようにとお命じになりました。帰って云うのに「坂の上に老杉や老桧の森があって昼中でも暗い所ですが古い樹下に泉が湧いていてその奥に神を祀る所がありました」。といいました。 「まさにお告げの地に違いない」と早速山径を登りになり神明を祭祀sじょて泉の水を呑みお寝みになったのです。払暁(明方)になって腹痛もなほり生気が蘇って尾張の宮簀姫の許にお帰りになりました。 後世、郷々の人は祠を建てて霊石を祀り神明神社と称し腹痛に霊験顕かであると云って今でも郷中の氏子が護持に勤めており毎年祭祀をしております。 現地案内によるもの
宝暦十三年四月十六日再建の棟札を存し、裏面に「先々年雖紛失天正十六年癸未当社創建云々」その他由緒不詳。 岐阜県神社庁資料による
天照大御神
中山神明神社