かのだじんじゃ
宮崎県西都市大字鹿野田2020
本社の創立年代は不詳であるが、享保十一年(1726)社殿を再興した時の棟札から弘安(1278~1288)以前より勧請された古社であることが推考される。弘安六年(1283)より貞享三年(1686)に至..
本社の創立年代は不詳であるが、享保十一年(1726)社殿を再興した時の棟札から弘安(1278~1288)以前より勧請された古社であることが推考される。弘安六年(1283)より貞享三年(1686)に至る四百余年間に九度の上棟が行われ、享保十一年(1726)に至り、社殿の腐蝕痛嘆し、岩を穿ち社地を拡め壇を築き柱礎を替え、さらに再興したもので、領主伊東氏の崇敬につぎ旧佐土原藩主島津氏は社領十石を寄進し、累代崇敬篤かった神社である。 「日向地誌」によれば、潮神社として「社地の前に潮井あり 其地海浜を距る三里三十余町 地勢の海面より高きこと幾丈なるに、此井海潮と共に満涸あり 大潮の時は井中より溢れて地上に汎濫す 其味鹺鹹海潮と少も異なるなし 奇なりと謂ふへし」とあり、ここを塩籠明神と称し、豊玉姫を祀っている。古来、遠近よりの参拝客多く、この社前の塩水の霊泉を汲みて帰り、宮詣での土産とする。 別称潮妙見大神・潮様とも称したが、明治六年に至り鹿野田神社と改め、社格を郷社に列せられ、同四十年二月神饌幣帛料供進神社として指定された。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
郷社
不詳
本殿(流造)4坪 拝殿6坪
旧暦十月十五日
1/19、11/19 白鬚祭 5/15五穀豊穣祈願祭 12/31大祓・焼却祭
JR佐土原駅より西都方面へ車で約25分
駐車場表示は有るが路駐?