日本武神社は、人皇第十二代景行天皇の御代第二皇子日本武尊が東夷平定後、御凱旋の砌、当地を御通過あそばされた。その際、里人は御神徳を欽仰し、産土神として保食神並びに日本武尊を奉祀したのが起源となっている。当神社は天台修験に関係した時代が長く、別當般若院所蔵の大般若経の守護神が十六善神であるところから、大般若十六善神社(十六様)と呼ばれ、長い間地区民の心の拠り所として崇敬されて来た。明治元年神佛分離令により社名も日本武神社と改め、旧長若村の村社として毎年春盛大に例大祭がとり行われて来た。御祭礼には小鹿野町指定無形民俗文化財の御神楽の奉納、県指定文化財の小鹿野歌舞伎等が上演される。