だいおうじ
島根県松江市中原町234
創立年代は不詳 松江城の築城、松江藩開府に伴い、慶長14年(1609)に安来市広瀬町より現在地に移転。第三世日章上人のとき、松江藩松平直政公より、「門前見えかかりの田地残らず寄付し遺わす」との仰せと..
創立年代は不詳 松江城の築城、松江藩開府に伴い、慶長14年(1609)に安来市広瀬町より現在地に移転。第三世日章上人のとき、松江藩松平直政公より、「門前見えかかりの田地残らず寄付し遺わす」との仰せと「御手水鉢」を拝受。日章上人は、博学で漢詩、和歌に優れておられ、直政公は殊のほかお気に召され、お城に招かれることはもちろんのこと、城主も船で幾度となくお寺にお越しになられた。日章上人以降も城主との交流は続いた。慶応3年(1867)第十八世日遵上人のとき、怪火(不審火)によって本堂を焼失、このとき庫裡で寝ていた日遵上人は「知らせを受けるまで気づかなかった」と伝えられて、寺域の広さが想像できる。その後、廃藩置県の影響と再建のため所有地の殆どを売却し、明治37年(1904)に再建後、平成19年(2007)に改築した。山門は明治42年(1909)再建し、平成13年(2001)に修復。歴代上人墓・納舎利供養塔は平成26年6月建立。山門は、その当時城主専用の門であったため、お寺の山門としては珍しい造りで、石垣が組まれ、菊水の紋が透かし彫りになっている。また現在の溝は、かつて城主が船でお越しになられたことから、もっと川幅が広かったと考えられる。この川は今も四浄土宗間堀からお城へと続き、お寺の先には字船回し、字船だまりの字が残っている。お寺に入る市道は、かつて宍道湖の土手であり、現在も地区名として残っている。
本目山
法華宗
本門流
本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経
大雄院日安上人
松江しんじ湖温泉駅から徒歩5分
無料
15分
有り