かがみづくりいたじんじゃ
奈良県磯城郡田原本町大字保津150
この地に居住した鏡の鋳造を業とした鏡作部の氏神である。鏡作部は倭鍛冶の祖としての天津麻羅の物部氏に関係がある。特に保津は穂積であり、物部氏の一族である。
カガミのカガは物部の伊香我色男や天..
カガミのカガは物部の伊香我色男や天香具山のカガ・カグと同様に銅、もしくは溶けた銅が凝り固まるコリも同じである。
さて何故「伊多」であるのか、石凝姥命と伊多とはつながるのであるか。 鋳形の中で凝り固まった状態を「板」にみた社名との見解があるが、語呂合わせ的なコジツケに思える。 石見鏡作神社で述べたように、石見地方にゆかりのある五十猛命と宇間志麻遅命の関係で、金属鋳造に必要な木炭などの調達にからんだ「木の神、植林の神」の五十猛命をも祀った故の「伊多」であろう。
石凝姥命
式内社
近鉄 田原本町駅 より 1km
無し