ぶつにちあん
神奈川県鎌倉市山ノ内434 (円覚寺内)
鎌倉五山第二位、臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺は、1282年、時の執権・北条時宗公によって、元の襲来による合戦での両軍の戦没者供養を目的として、創建されました。 佛日庵はその開基 北条時宗公を..
鎌倉五山第二位、臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺は、1282年、時の執権・北条時宗公によって、元の襲来による合戦での両軍の戦没者供養を目的として、創建されました。 佛日庵はその開基 北条時宗公を祀る塔頭寺院です。 時宗公はこの場所に小さな庵をむすび、禅の修業を行いました。 北条氏滅亡後は次第に衰微しましたが、天文年間(1532~55)以後に玉泉軒から入った、鶴隠周音が中興して塔頭としました。境内にある廟所には、時宗公が禅の修業をしていたときに信仰していた十一面観音坐像(鎌倉観音霊場第三十三番)と北条時宗公、貞時公、高時公の各木像が安置してあります。 本堂には南北朝期の地蔵菩薩坐像(鎌倉地蔵霊場十四番)と鶴隠周音木像が安置してあります。 境内には、北条時宗公、貞時公、高時公の棺が安置してある開基廟、川端康成の小説『千羽鶴』の舞台になったことでも知られる茶室・烟足軒、また、円覚寺山門建立の時(天明年間 1781~88年)に使われた長さ48尺の物差しが現存しています。
神奈川県鎌倉市にある臨済宗大本山円覚寺の塔頭佛日庵。鎌倉幕府八代執権 北条時宗公の御廟所をお守りしているお寺です。
臨済宗
円覚寺派
天文年間 (1532~1555年)
地蔵菩薩
鶴隠周音
鎌倉観音霊場 第33番札所 鎌倉地蔵霊場 第14番札所 圓覚寺百観音霊場 第4番札所
円覚寺拝観料とは別に100円