くまのじんじゃ
東京都北区志茂4-19-1
御由緒:創建については不詳だが、旧別当寺の歸命山西蓮寺(現・志茂4-30-4)の梵鐘に「人皇九十四代華園院御宇 正和壬子年八月先師淳慶阿闍梨従紀州奉勤請 熊野三社権現為當郷鎮守」と刻銘されていた。 ..
御由緒:創建については不詳だが、旧別当寺の歸命山西蓮寺(現・志茂4-30-4)の梵鐘に「人皇九十四代華園院御宇 正和壬子年八月先師淳慶阿闍梨従紀州奉勤請 熊野三社権現為當郷鎮守」と刻銘されていた。 これは鎌倉時代後期の1312(正和元)年8月、西蓮寺を開基した淳慶阿闍梨(法印淳慶)が紀州・熊野三社権現を勧請し、下村(現・北区志茂)の鎮守とした、との意である。 当社では古くからその年の厄払と五穀豊穣、悪霊退散を祈願する「白酒祭(オビシャ行事)」が行われている。 大きく「鬼」と書かれた的に弓矢を射る「御歩射」が行われた後、甘酒や御神酒、短冊型の切餅が振舞われる行事で、元々は正月七日の神事だったが、現在は毎年2月7日に斎行される。 「白酒」の名は、かつては荒川から汲み上げた清水を用い、十日あまりかけて村内で醸造後奉納した白酒が振舞われていたことに由来する。 2002(平成14)年4月9日、北区の無形民俗文化財(風俗慣習)に指定されている。
伊邪那岐神、伊邪那美神、事解之男神
旧村社