ぜんこうじべついん がんのうじ
愛知県名古屋市西区中小田井1丁目377
願王寺(がんおうじ)は、愛知県名古屋市西区中小田井にある天台宗の寺院。 寺伝によれば、829年(天長6年)に疫病が流行し、多くの人が死亡した。越前(現在の福井県)の高僧・澄純が現在寺のあるところを..
願王寺(がんおうじ)は、愛知県名古屋市西区中小田井にある天台宗の寺院。 寺伝によれば、829年(天長6年)に疫病が流行し、多くの人が死亡した。越前(現在の福井県)の高僧・澄純が現在寺のあるところを訪問し、患者のために滋覚大師の薬師如来を安置し、疫病消除の秘伝を行い、治療に当たったのが始まりといわれている。その後1573年(天正元年)、秀純のとき、小田井城主・織田信張が鬼門除けの祈願寺として堂宇を寄進し、七堂伽藍が完備された。 1909年(明治42年)、善照院伏雷により信濃善光寺から善光寺如来を勧請した。このことにより当寺は小田井善光寺、善光寺別院と呼ばれるようになった。1930年(昭和5年)には善光寺如来堂が建立された。1987年(昭和62年)には願王寺の境内を含む周辺地域が名古屋市によって「中小田井町並み保存地区」に指定された。また同年10月には山門が建立された。 境内入口付近には韓国済州島の守り神であるトルハルバンが1983年(昭和58年)に設置された。 このほか、1991年(平成3年)に南接していた小塚家の屋敷が解体された際、土蔵4棟と東屋2棟が移設されたという。
明光山
松寿院
天台宗
天長6年(829年)
善光寺如来・薬師如来
「東海四十九薬師霊場」第11番札所
「織田又六画像」県重文 「刺繍涅槃画像」市重文 「薬師如来像」 県重文
名鉄中小田井駅より徒歩3分 地下鉄庄内緑地公園駅より徒歩11分
有り