れんじょういん
神奈川県鎌倉市材木座6-16-15
蓮乗院は光明寺山門の右手にあります。 元は真言宗の蓮乗寺だったのが光明寺が、この地に移されてから子院となり蓮乗院と改称しました。 創建された時期ははっきりと分かりませんが、光明寺(1243年)よ..
蓮乗院は光明寺山門の右手にあります。 元は真言宗の蓮乗寺だったのが光明寺が、この地に移されてから子院となり蓮乗院と改称しました。 創建された時期ははっきりと分かりませんが、光明寺(1243年)より以前ということは確かです。記主禅師良忠上人が光明寺を創建しましたが、良忠上人が光明寺完成までここで暮らしていたことから、光明寺の新住職になるとまず蓮乗院に入った後に改めて光明寺に入る風習が残されています。 本尊は源頼朝の関東御家で鎌倉入りを進言した、千葉常胤の守り本尊とされる木造阿弥陀如来立像です。 蓮乗院の寺紋と千葉家の家紋が同じ月星であることからも、深い関わりがあったことが推測されます。阿弥陀如来像は像高81.5cmの寄木造りで正安元年(1299年)十月一日という日にちと、大仏氏播磨法橋宗円という仏師名が胎内に銘記されていて、鎌倉時代のものとされています。 このように明らかに鎌倉時代作とされる仏像はとても貴重なもので、市の文化財に指定されています。
天照山
浄土宗
不詳(1200年代)
阿弥陀如来
鎌倉三十三観音霊場 第19番札所 弘法大師相模二十一ヶ所霊場 第11番札所