えんめいじ
神奈川県鎌倉市材木座 1-1-3
浄土宗の延命寺は、政治家としても有名な北条時頼の妻が建立したもので、 開山は昌誉能公です。正式な年はわかっていませんが、正慶年間(1332~1334)と言われています。本堂には本尊の阿弥陀如来像、..
浄土宗の延命寺は、政治家としても有名な北条時頼の妻が建立したもので、 開山は昌誉能公です。正式な年はわかっていませんが、正慶年間(1332~1334)と言われています。本堂には本尊の阿弥陀如来像、札所本尊の聖観音菩薩像、地蔵菩薩像が祀られています。寺宝の運慶作と伝えられている地蔵菩薩像は、身代わり地蔵とも呼ばれています。時頼夫人が負けた方が裸になるという賭けをしてすごろくをしていた際、負けそうになった夫人が祈ると双六盤の上に地蔵菩薩が現れて、夫人の身代わりになったという言い伝えが残されています。このことがあってから、夫人はそれまで以上に熱心に信仰するようになり、この身代わり地蔵を祀った地蔵堂が後に延命寺となりました。
帰命山 (きみょうさん)
浄土宗
正慶年間 (1332〜1334年)
阿弥陀如来
専蓮社昌誉能公上人
北条時頼夫人
鎌倉三十三観音 第11番札所 鎌倉二十四地蔵 第23番札所