さいみょうじ
滋賀県犬上郡甲良町池寺26
龍應山西明寺の由来は寺伝によると、平安時代の初期に当たる承和元年(834年)のある日、三修上人(慈勝上人)が、琵琶湖の西岸を歩いていると、突如として琵琶湖の東方の彼方より、紫雲が現れまぶしい光が射し..
龍應山西明寺の由来は寺伝によると、平安時代の初期に当たる承和元年(834年)のある日、三修上人(慈勝上人)が、琵琶湖の西岸を歩いていると、突如として琵琶湖の東方の彼方より、紫雲が現れまぶしい光が射しました。この雲や光を見た上人は「この光の源をたずねれば、きっとすばらしい霊地があり、修行中の私に何か悟らしめて、重大な使命が下されるに違いない」との霊感に打たれました。そしてその光明を目指して湖東の山中に分け入ると、一筋の光明を放つ池があったのです。上人は「このような有難いまぶしいご光明を放たれるのには、何か事情があるのでしょうか。この清浄な霊地から沸き出づる泉を通しての光明は、何を暗示しているのでしょうか。どうかご教示願いたい」と池に向かって一心に祈念なされました。やがて、不思議な事に薬師如来の尊像が現れ、その後に日光菩薩、月光菩薩、続いて十二神将が現れました。三修上人に帰依していた仁明天皇は、この不思議な出来事を聞くと、この地に勅願寺として、お寺を造るように命じられました。薬師如来が放った光が、仁明天皇がいらっしゃった京都の宮中に向かって、西方を明るく照らした事で、「西明寺」と名付けられました。
龍応山
天台宗
承和元年(834年)
薬師如来
三修上人
池寺
湖東三山 西国薬師四十九霊場第三十二番 びわ湖108霊場 第六十一番 神仏霊場巡拝の道第136番(滋賀第4番)
本堂、三重塔(国宝) 二天門、薬師如来立像ほか(重要文化財) 本坊庭園(名勝)
新幹線・米原駅からタクシー利用30分。 JR東海道本線の彦根駅からタクシー利用20分。 JR東海道本線の河瀬駅からタクシー利用15分。 近江鉄道の尼子駅からタクシー利用12分。
有り(無料)
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