しょうじょうこうじ(ゆぎょうじ)
神奈川県藤沢市西富1-8-1
通称「遊行寺」の名で知られており、正式には藤澤山無量光院清浄光寺と号します。 開山は俣野(現在の藤沢市、横浜市周辺)の地頭であった俣野氏の出身である遊行4代他阿呑海上人です。その兄である俣野五郎景..
通称「遊行寺」の名で知られており、正式には藤澤山無量光院清浄光寺と号します。 開山は俣野(現在の藤沢市、横浜市周辺)の地頭であった俣野氏の出身である遊行4代他阿呑海上人です。その兄である俣野五郎景平の寄進により正中2年(1325)に創建されました。 創建以来、数度にわたる戦火、火災により堂宇は度々焼失し、その都度復興してきました。永正10年(1513)兵火により全山を失った際は、当時、遊行21代他阿知蓮上人が滞在されていた駿河長善寺に本尊を移動します。その後、ようやく藤沢に再興されたのは、慶長12年(1607)のことです。 そして、寛永8年(1631)に江戸幕府寺社奉行から諸宗本山へ出された命により、清浄光寺は、『時宗藤沢遊行末寺帳』を提出し、幕府から時宗総本山と認められます。 現在の遊行寺は、東海道随一と謳われる木造本堂をはじめとした伽藍〔平成27年(2015)に10棟が国の登録有形文化財に登録〕や樹齢700年と推定される大銀杏などを有する修行道場として、また市民の憩いの場として今日に至っています。
藤澤山
無量光院
時宗
総本山
正中2年 (1325年)
阿弥陀如来坐像
他阿呑海
俣野五郎景平
慶長12年 (1607年)
天順
藤澤山 無量光院 清浄光寺
遊行寺
東国花の寺百ヶ寺、神奈川15番
無料
有り