むりょうじ
神奈川県横浜市南区蒔田町174
当寺は承元三年貞暁上人の創建によるもので霊像不動明王が祀られている。貞暁は源頼朝の子として鎌倉に生まれたが、故あって幼少より仏門に入り、紀伊の国高野山で修行に専念した。 その後、蒔田の山麗に御堂を建..
当寺は承元三年貞暁上人の創建によるもので霊像不動明王が祀られている。貞暁は源頼朝の子として鎌倉に生まれたが、故あって幼少より仏門に入り、紀伊の国高野山で修行に専念した。 その後、蒔田の山麗に御堂を建て不動明王を本尊として安置し、南龍山不動院無量寺と号し、貞暁は当山の開祖となった。以来鎌倉鎮護寺として発展したが、寛永十一年の火災で什宝を焼失し、近くは大正十二年の関東大震災で堂宇を鳥有に帰するなどした。昭和八年十方檀縁の協力を得て桃山式堂宇の造営を見るに至った。前大戦中の昭和二十年五月の横浜大空?で炎滅するところ近隣者の救援によって焼失を免がれた。本尊不動明王は平安末期の代表的仏像で『鉄縛り不動』として親しまれている。
南龍山
不動院
真言宗
高野山真言宗
承元3年 (1209年)
不動明王
貞暁上人
南龍山 不動院 無量寺
鉄縛り不動
東国八十八ヵ所霊場55番 横浜三十三観世音霊場32番 武相不動尊霊場16番