れんげじ
東京都杉並区本天沼2-17-8
天沼山蓮華寺は、真言宗室生寺派に属する寺で、開山は真長和尚と伝えられます。本尊は如意輪観世音菩薩(如意輪蓮華峰王)です。当寺開創の詳細は明らかではありませんが、墓石には板倉周防守から寺地を寄進された..
天沼山蓮華寺は、真言宗室生寺派に属する寺で、開山は真長和尚と伝えられます。本尊は如意輪観世音菩薩(如意輪蓮華峰王)です。当寺開創の詳細は明らかではありませんが、墓石には板倉周防守から寺地を寄進された記録もあり、開創は室町時代と伝えられています。寺伝によれば天和二年(1682)に寂した中興開山鏡薫和尚の時代に、寺門は大いに興隆したといわれています。昭和三十七年に建立された本堂には不動明王坐像と昭和十九年出羽湯殿山から請来した不動明王の立像も安置されています。この不動尊は室町時代に作られたもので、「厄除不動」の名で呼ばれて厚く信仰されています。当寺には文化財も多く、天沼村関係古文書が所蔵されているほか、阿弥陀・馬頭観音石像・宝篋印塔等が境内に安置されています。なお、旧本堂は杉並第五小学校の前身である桃野尋常高等小学校の分教場に使用され、多くの人々に親しまれました。堂前にその記念の石碑があります。(杉並区教育委員会掲示より)
天沼山
真言宗
室生寺派
如意輪観世音菩薩像
真長和尚
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