ぜんしょうじ
兵庫県神戸市須磨区禅昌寺町2-5-1
当寺は、後光厳天皇の勅命により建立された摂津国西部有数の禅寺で、室町幕府が寺領三十六石を寄進したのに始まり、地域の寺院を統括する幕府直轄の寺として、室町、江戸の各幕府に保護されました。 天正3..
当寺は、後光厳天皇の勅命により建立された摂津国西部有数の禅寺で、室町幕府が寺領三十六石を寄進したのに始まり、地域の寺院を統括する幕府直轄の寺として、室町、江戸の各幕府に保護されました。 天正3年(1580)に羽柴秀吉が三木の豪族、別所氏を攻めた際、兵火にかかりましたが、羽柴秀吉は戦に巻き込んだお詫びとして、伏見桃山城の豊国亭、裏門などを禅昌寺に移築させ、それぞれ、方丈、山門として使用されました。(方丈は明治の火災で焼失。現在の方丈は大正4年の建築)山門は左甚五郎の作で、開閉の際に「ショウチキリキ」の音を出すと伝えられており、現在は特別な儀式のみ使用されています。 御本尊の観音様は、お顔が十二面ある非常に珍しい形式の仏像で、創建時から現在まで檀信徒の変わらぬ信仰を集めています。
禅昌寺(ぜんしょうじ)は、神戸市須磨区禅昌寺町にある臨済宗南禅寺派の寺院。山号は神撫山。本尊は十二面観音。
神撫山(じんむさん)
臨済宗
南禅寺派
南北朝・延文年間(1360年頃)
十二面観世音菩薩(秘仏)
月菴宗光(げったんそうこう)禅師
福原西国観音霊場 第10番
板宿駅より徒歩21分 阪神高速3号神戸線 月見山出口より車で8分