おおのでら おおのじ
奈良県宇陀市室生大野1680
白鳳時代に役行者によって創建されたと伝承される寺院。 天長元年(824年)、弘法大師空海が室生寺を再興した折に、この地にも弥勒菩薩を祀る小堂を建立。「慈尊院弥勒寺」と名づけれらと伝えられる。 宇..
白鳳時代に役行者によって創建されたと伝承される寺院。 天長元年(824年)、弘法大師空海が室生寺を再興した折に、この地にも弥勒菩薩を祀る小堂を建立。「慈尊院弥勒寺」と名づけれらと伝えられる。 宇陀川をはさんだ対岸にある弥勒磨崖仏は、「石仏縁起」や「興福寺別当次第」によれば、興福寺の僧・雅縁の発願により、承元元年(1207年)から制作が開始され、同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたものである。 寺は明治33年(1900年)の火災で全焼し、本尊をはじめとする仏像などは持ち出されたが、現存する建物はすべて火災以後のものである。
大野寺(おおのでら、おおのじ)は、奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の寺院である。山号は楊柳山、本尊は弥勒菩薩、開基は役小角と伝える。室生寺の西の大門に位置する。宇陀川岸の自然岩に刻まれた弥勒磨崖仏があることで知られ、枝垂桜の名所として...
楊柳山
慈尊院(旧称)
真言宗 (もと法相宗興福寺別院宀一山室生寺末)
室生寺派
白鳳9年(681年)
弥勒菩薩
役小角
大和北部八十八ヶ所霊場 第66番札所 役行者霊蹟札所
弥勒磨崖仏(史跡) 木造地蔵菩薩立像(重要文化財)
近鉄大阪線「大野駅」下車、徒歩5分。