じぞういんしょうれんじ
三重県名張市青蓮寺327
寺伝によれば、弘法大師(774年~835年)が室生寺に練行の途次、この地に一宇を創立し、地蔵菩薩、不動明王を安置、多宝山地蔵院蓮徳寺と号したといわれる。 その地に青い蓮が咲き、仏門繁栄の前兆、地蔵..
寺伝によれば、弘法大師(774年~835年)が室生寺に練行の途次、この地に一宇を創立し、地蔵菩薩、不動明王を安置、多宝山地蔵院蓮徳寺と号したといわれる。 その地に青い蓮が咲き、仏門繁栄の前兆、地蔵菩薩の霊妙なりと庶民の信仰が高まる。これにより蓮徳寺を青蓮寺と改めたという。 地名としての青蓮寺は、天喜3年(1055年)東大寺文書に記されており、寺名に由来するものであれば、この寺は11世紀には存在していたことになる。 時はくだり、天正伊賀の乱の兵火で焼失し、その跡に草庵を建て新堂寺と称する。この新堂寺は明治初年に廃寺となっている。 現在の地藏院青蓮寺は慶長6年(1601年)に青木城跡といわれる丘陵上に再建。 延喜年間(1744年~48年)に火災にあい、寛政3年(1791年)に専有法師が中興。 現本堂は昭和57年(1982年)17世一弘が、新築落慶し、また平成6年(1994年)18世一仁が庫裡建立と境内周辺整備を行い今日に至っている。 境内には鐘楼、大師・子安地蔵堂がある。
多宝山
地藏院
真言宗
醍醐派
奈良後期(774年~835年)
大日如来
弘法大師
寛政3年(1791年)
専有法師
「三重四国八十八ヶ所霊場」番外3番札所 「伊賀四国八十八ヶ所霊場」第48番札所
1月1日 初灯明会 1月3日 人形供養 1月18日 初祈祷会 4月8日 花まつり 6月15日 降誕会 8月2日 施餓鬼会・初盆会 8月16日 戦没者慰霊法要 12月31日 除夜(年越会)